従来、拡散方程式は放物型の発展方程式として拡散現象の解析に用いられてきました。 しかしながら、Brownian粒子は放物線則にしたがって運動することが理論的にも実験結果としても明らかにされています。これに基づいて、放物空間で拡散方程式を記述すると、楕円型のPoison型方程式となり、エレガントな解析が成立することが示されています。
大分大学工学部沖野 隆久